換毛
Category:脱毛
2021年5月14日ウサギは通常年1~2回の換毛を行うが、近年では明確な換毛があまりみられず、一年を通して換毛していることが多いように思います。
この原因としては、気候の温暖化や飼育環境の向上(冷暖房の利用により一年を通じての温度変化が小さくなった)などが考えられます。
ウサギは、”アイランドスキン”と呼ばれる独特の換毛がみられ、これは、斑状や継ぎはぎ状に見える換毛で、皮膚疾患(脱毛)と間違えられることがあります。
すべて生えそろうまで数カ月を要することもあるため、しっかりとインフォームド・コンセントを行う必要があります。
被毛の構造
ウサギの被毛は一次毛(オーバーコート)と二次毛(アンダーコート)からなり、高密度に生えています。
ウサギの無毛部は、鼻先陰養部鼠径嚢のみである。また、アンゴラ種やロップ種(長毛)などの長毛種の被毛は柔らかくて細く、グルーミングのみでは限界があるため、ブラッシングが必要となります。