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Category:歯科関連腫瘍

2021年9月17日
歯科関連膿瘍の原因3

食餌内容と加齢

乾燥牧草、ペレットフードの質と摂取量は、ともに膿瘍の発症に結びつきやすいです。

乾燥牧草の摂取量が少ないと過長症が起こりやすく、膿瘍のリスクも高まります。

乾燥牧草の種類(質)は若齢から硬い1番刈りを与え、白歯の磨耗を習慣づけます。

また近年の高齢化の問題点として、咀嚼力の低下、嗜好性好性の変化などにより、硬い乾燥牧草を食べなくなる個体が増えてきます。

安易な軟らかい乾燥牧草などへの食餌の切替は、不正唆合のリスクが高まり加齢に伴う歯科関連膿瘍が発生しやすくなります。

ペレットフードの過剰摂取は、乾燥牧草の摂取量の減少を意味し、臼歯の過長症さらには膿瘍に結びつきます。

ハードタイプペレットでは臼歯にかかる負担が増しの膿瘍の一因となります。

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執筆者

水前寺公園ペットクリニック院長

うさぎの病院、水前寺公園ペットクリニック院長 中田至郎

学歴

  • 熊本市立桜山中学校 卒
  • 私立真和高等学校 卒
  • 麻布大学獣医学部獣医学科 卒
  • 熊本大学医学教育部博士課程 卒業(医学博士)

所属等

  • 熊本臨床獣医師研究会
  • 一般社団法人 日本獣医エキゾチック動物学会 理事
  • 九州エキゾチック動物臨床研究会 会長
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 公益財団法人「人と動物の会」
  • 麻酔外科学会
  • エキゾチックペットセーバーインストラクター(資格団体:一般社団法人日本国際動物救命救急協会)
  • 鹿児島大学共同獣医学部付属動物病院パートナー病院

詳しい経歴はこちら

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