歯科関連膿瘍の原因3
Category:歯科関連腫瘍
2021年9月17日食餌内容と加齢
乾燥牧草、ペレットフードの質と摂取量は、ともに膿瘍の発症に結びつきやすいです。
乾燥牧草の摂取量が少ないと過長症が起こりやすく、膿瘍のリスクも高まります。
乾燥牧草の種類(質)は若齢から硬い1番刈りを与え、白歯の磨耗を習慣づけます。
また近年の高齢化の問題点として、咀嚼力の低下、嗜好性好性の変化などにより、硬い乾燥牧草を食べなくなる個体が増えてきます。
安易な軟らかい乾燥牧草などへの食餌の切替は、不正唆合のリスクが高まり加齢に伴う歯科関連膿瘍が発生しやすくなります。
ペレットフードの過剰摂取は、乾燥牧草の摂取量の減少を意味し、臼歯の過長症さらには膿瘍に結びつきます。
ハードタイプペレットでは臼歯にかかる負担が増しの膿瘍の一因となります。